「履歴書に志望動機を書かないといけないけど、何も思いつかない…」
「正直、この会社じゃないといけない理由がない」
就職・転職活動中の方なら、こんな悩みを一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
安心してください。志望動機は、特別な理由がなくてもOKです。
ここでは、志望動機が思いつかないときの書き方のコツを、初心者向けにわかりやすく解説します。
さらにすぐ使える例文・テンプレート付きなので、ぜひ最後まで読んでください。
- 志望動機が思いつかない理由は?
まず、なぜ志望動機が浮かばないのか原因を見てみましょう。
👤 よくある悩み
・「この会社じゃないとダメ」という強い理由がない
・自分の強みがわからない
・他の会社にも応募しているので特別感がない
・志望動機の文章をどう書けばいいかわからない
結論として、志望動機に“完璧な理由”は不要です。大切なのは「この会社で頑張りたい気持ち」と「学ぶ意欲」を伝えること。
- 志望動機の基本構成はこれ!
志望動機は、以下の3つのパートで組み立てると書きやすくなります。
★志望動機の3要素
① 「なぜこの会社を選んだのか」
→ 会社の魅力や特徴を書きます。
② 「自分の経験やスキル」
→ どのように活かせるかを伝えます。
③ 「入社後の目標」
→ 仕事で何を実現したいかを書きます。
✅ ポイント
この3つを順番に埋めるだけで、自然と志望動機が完成します。
- 志望動機が思いつかないときの5ステップ
▶ Step1:求人情報をチェック
・応募先企業の求人内容やホームページを確認し、気になったポイントをメモします。
・チェックする項目例
・仕事内容・業務内容
・企業理念・社風
・勤務地・福利厚生
例:
「未経験歓迎・研修制度が充実している」
「地域に密着している」
「若手社員が活躍している」
▶ Step2:「いいな」と思った理由を探す
・小さな理由でもOKです。
例:
自宅から通いやすい
同業他社よりも福利厚生が充実している
自分の性格に合いそう
▶Step3:自分の経験・強みを振り返る
・これまでのアルバイト・職務経験、学校生活で頑張ったことなどを思い出しましょう。
例:
接客経験 → 「人と接するのが得意」
サークル活動 → 「チームでの協調性」
前職での事務作業 → 「正確さ・丁寧さ」
▶ Step4:入社後の目標を考える
・将来この会社でどんなことをしたいかをイメージしましょう。
例:
「まずは業務を一通り覚え、早期に戦力になりたい」
「将来的には後輩を指導する立場になりたい」
▶ Step5:テンプレに当てはめる
・最後に、Step1〜4で考えた内容を以下のテンプレに入れます。
- 志望動機のテンプレート&例文
▶テンプレート
貴社の【魅力・特徴】に惹かれ応募いたしました。これまでの【経験・スキル】を活かし、【どのように貢献したいか】を実現したいと考えております。将来的には【目標・キャリアプラン】を目指し努力していきたいです。
▶新卒向け例文
貴社の「未経験からでも挑戦できる研修制度」に魅力を感じ応募しました。学生時代のアルバイトで培ったコミュニケーション力を活かし、お客様に信頼されるサービスを提供したいです。将来的にはチームの一員として成長し、貢献できるよう努力します。
▶転職者向け例文
前職では接客業に従事し、常にお客様に寄り添うサービスを意識してきました。貴社の「地域密着型のサービス提供」という理念に共感し、これまでの経験を活かしながらさらなるスキルアップを目指したいと考えております。
- 志望動機がどうしても書けない時は?
▶ 「学ぶ意欲」でカバー
この業界は未経験ですが、新しいことを積極的に学び、早期に貢献できるよう努力したいと考え応募しました。
▶ 第三者に相談する
家族や友人に「どうしてこの会社に応募したの?」と質問してもらうと、意外なヒントが得られることも。
志望動機が思いつかないときは、「会社に惹かれた理由」+「自分の経験」+「将来の目標」
この3ステップで組み立てればOKです。
完璧な志望理由ではなくても、「この会社で頑張りたい」という前向きな気持ちを伝えることが大切です。