業務の合間に、凝り固まった体をほぐす習慣を
長時間のパソコン作業や座り姿勢が続くと、肩や首の筋肉に負担がかかり、凝りや疲労が蓄積しがちです。こうした状態が慢性化すると、集中力の低下や頭痛・眼精疲労にもつながる可能性があります。
ここでは、デスクに座ったままでも実践できる、簡単なストレッチ方法をご紹介します。
- 首の横側をじっくり伸ばすストレッチ
・椅子に浅く座り、背筋をまっすぐに保ちます
・右手を頭の左側に添え、ゆっくりと右側へ倒します(肩は上がらないよう意識)
・首の左側が伸びているのを感じながら、15〜20秒キープ
・ゆっくり元に戻し、反対側も同様に行います
※深く呼吸をしながら行うことで、リラックス効果が高まります
- 肩甲骨まわりをほぐす「肩回し」
・両肩を耳に近づけるようにすくめ、そのまま後ろへ大きく回します
・ゆっくり5〜10回程度繰り返します(肩甲骨を意識して動かすのがポイント)
・同様に、前方向にも回してバランスを整えます
・このストレッチは血流改善や姿勢リセットに効果的です。
- 背中を丸めて首から背筋をリラックス
・両手を組んで前に伸ばし、手のひらを外側に向けます
・顎を軽く引き、背中を丸めながら手を前へ伸ばしていきます
・肩甲骨まわりから首筋にかけて、じんわり伸びている感覚を意識しながら15秒ほどキープ
※深呼吸しながらゆっくり戻します。気分転換にも最適なストレッチです
実施の目安とポイント
・1時間に1回、1〜2分でも体を動かす習慣が理想的です
・無理に力を入れず、「気持ちいい」と感じる範囲で行いましょう
・ストレッチ中は呼吸を止めず、ゆっくりとした深い呼吸を意識してください
おわりに
仕事に集中していると、肩や首の疲労に気づかないまま過ごしてしまうことがあります。
しかし、数分のストレッチで血流や姿勢が改善され、作業効率や気分にも良い影響が期待できます。
デスクで手軽にできる習慣として、ぜひ取り入れてみてください。