「何度も聞いていいのかな…」・「質問したいけど、忙しそうで言い出せない」
新人・若手の多くが抱えるこんな悩み。
でも実は、先輩が「聞いてくれてよかった!」と思う質問の仕方があります。
ここでは、仕事を円滑に進めるための「質問の仕方のコツ」をご紹介します。
◆「質問は悪いこと」じゃないと知ろう
最初に知っておいてほしいことがあります。
・質問=迷惑ではない
・むしろ「わからないまま進める方が怖い」
多くの先輩は、後輩に対して「わからないなら早めに聞いてほしい」と思っています。
遠慮しすぎると、ミスやトラブルの原因にもなるため、質問はむしろ信頼構築の第一歩です。
◆何を聞きたいのか」を整理してから聞こう
質問する前に、以下を頭の中で整理しておきましょう。
・ 何がわからないのか?
・どこまでは自分で調べたのか?
・どんな答えが欲しいのか?
▷たとえば NG例は:「これ、どうすればいいですか?」
▷OK例にすると:「資料作成のフォーマットが不明だったので社内共有フォルダを探しましたが見つかりません。どこを確認すればよいでしょうか?」
自分で考えたプロセスがある質問は、先輩にとっても答えやすく、「ちゃんと考えているな」と好印象につながります。
◆「時間」を意識するだけで印象が変わる
忙しい先輩に質問するとき、ちょっとした気配りが大きな差を生みます。
・「今、お時間よろしいでしょうか?」
・「3分ほどだけ、お時間いただけますか?」
このひとことがあるだけで、相手の負担感が大幅に下がります。
▷どうしても手が離せなさそうなときは:
「お手すきのタイミングで構いませんので、○○についてご相談させてください」と一声かけておきましょう。
◆「聞きっぱなし」にしない
質問したあとは、感謝と復唱を忘れずに。
・「ありがとうございます、つまり○○ということですね」
・「助かりました!次回から自分で対応してみます」
ポイントは:
・相手の説明を自分の言葉で要約して返すこと
・「次に活かす」という意思を見せること
こうしたやり取りは、「この人は成長するな」と思われるきっかけになります。
◆メモを取って「同じことは聞かない」努力を
「この前も同じこと聞かれたな…」
これは先輩が感じるちょっとしたストレス。
・質問した内容はメモする
・社内の共有ドキュメントがあれば活用する
・メールで軽くまとめて送っておくのも◎
「同じことを繰り返さない姿勢」は、信頼される若手の重要スキルです。
先輩に質問するのは、緊張もあるし勇気がいります。
でも、伝え方・タイミング・姿勢を意識するだけで、信頼につながる会話になります。
わからないことは、早めに・正直に・丁寧に聞く質問の前後に「気配り」ができると、一歩抜け出せる答えてくれた相手への感謝と復習も忘れずに。質問を“上手にできる人”は、仕事の覚えも早く、周りに応援される存在になります。自信を持って、少しずつ身につけていきましょう。