「考えがまとまらない…」
「メモしてるのに、あとで見返してもよくわからない…」
そんな悩みを持つ人にこそ知ってほしいのが、“思考整理”のためのメモ術。ここでは、メモがうまい人が実践している思考の見える化テクニックをご紹介します。
- 「記録メモ」と「思考メモ」は違う
まず知っておきたいのが、メモには2種類あること。
種類内容目的記録メモ会議の内容・TODOなど情報の保持・忘れないため思考メモ考えの整理・アイデア出し自分の頭をスッキリさせるため思考整理がうまい人は、「考えるため」にメモを使っています。
- メモがうまい人の3つの共通点
✅ ① とにかく書き出す
「まとまってから書く」のではなく、ぐちゃぐちゃなまま書き出す。
・キーワードでも、短文でも、箇条書きでもOK。
・頭の中を“外に出す”ことで、客観視できるようになります。✅ ② 見返し前提で書いている
後から見返すことを前提に、自分が理解しやすい形でメモしています。
例:
・余白をあける
・自分なりの記号を使う(?=疑問、★=重要)
・日付・テーマを必ず書く✅ ③ メモで「考えを進めて」いる
ただ書くだけで終わらず、矢印・関連づけ・整理していくのが特徴です。
A → だからB → ということはC など、思考の流れをメモで「たどれる」ようにしています。
- 思考整理に役立つメモ法4選
① 箇条書きメモ(思考の洗い出しに)
・思いついたことをとにかく羅列
・グループ分け・番号づけで整理していく
② マインドマップ(関連づけに強い)
・中央にテーマを書き、枝分かれさせて展開
・頭の中をビジュアルで把握できる
③ なぜ?メモ(深掘りに)
・ある悩みや疑問に対して「なぜ?」を3~5回くり返す
・原因や本音が見えてくる
例:→ やる気が出ない → なぜ? → ゴールがあいまい → なぜ? → 「成果を出して当然」と思ってる…など
④ 3行メモ(思考の要点を残す)
【事実】【気づき】【次の一手】を1行ずつで書く
日記や会議後の振り返りにも◎
- メモを整理して「使える情報」にする工夫
書きっぱなしのメモは埋もれやすいもの。
定期的に「振り返り時間」をつくって、自分の思考を棚卸ししましょう。おすすめの習慣:
・週1でメモの見返しタイム(5〜10分)
・重要メモだけスマホやPCに写してストック
・振り返り時に「自分の成長」も確認